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活動日誌(おゆみ野)2016/03/10 thu

手足のおさまりどころ

毎日の支援の中で、子ども達のざわつきを落ち着かせ、前を向かせてあげられる方法を、ひたすら探すのが、ぶりんぐあっぷの先生達の大きな仕事です。

 

聴覚や触覚、またその他の感覚器官に過敏さを抱えていると、ふいの出来事に動揺したり、混乱したり・・・。大人に言われた通りに、同じ場所に座っているということがとても難しく、本人にとってはつらいことなのでしょう。座っていなければ!と思っても、体【脳】が言うことを聞いてくれない、そんな子どもたちもたくさんいます。

 

ある女の子に、先生がそっと渡してあげたひざ掛けです。↑

座っていてもつい足が椅子や机に上がってしまい、その姿勢の崩れから立ち歩き状態になる…そんな毎日に少し変化をつけたひざ掛け。背中にクッションを挟んであげることもあります。

こうした物があると、少しだけ太ももに圧が加わります。丸まった背中が伸びます。同時に、ブラブラとしていた両手が、すっと所定の位置に収まります。そして、彼女は前を向きます。

 

最近、気持ちの良いビーズクッションをひざ上にそっと乗せてくれる、とても気の利いた美容室が増えたような…。勘の良いお母さんならすぐにお気づきになるでしょう!

大人が「ん?これいい!」と思うものは、子どもにとっても良品。

心地の良いポイントに体を収めていく事が苦手な子どもたちにとって、そうした絶妙な補助具が、ちょっと先の将来に向けて、とても役に立つ逸品になるのかもしれません!

 

姿勢を上手に保つことができると、生活面や学習面に大きな効果が現れます。

骨盤をサポートする観点から、サイドガードも大切ですし、足裏がしっかりつける高さを選ぶことも大切。体に必要な圧があるんですね。ぶりんぐあっぷでは、ずっと以前から、手作り足台がいい仕事をしています。

 

前を向き始めたお子さんにもう一つ。その状態を少しでもキープしてあげるためのタッチ。

ひざ上や背中、前肩など、お子さんのタイプによって場所は様々ですが、適度な圧迫刺激やタッチングをしてあげることで、注目時間が長くなったりします。長く座っているので、その子はものすごーく褒められます。

 

心地良く座っていてくれればと、足のマッサージを丁寧に繰り返す場合もあります。

 

そうして整った学び環境で繰り広げられる、先生達のパフォーマンス!

ここからたくさんのことを、みんなは吸収してくれています

 

大人と子どもをハッピーにしてくれる、ちょっとだけの工夫。

子ども達が前を向き続けるための、手、足、体…そして心の『おさまりどころ』を、これからもたくさん探していきたいと思います。

 

ぶりんぐあっぷでは、ご家庭でも参考にしていただける『タッチセラピー』を取り入れています。

ご興味のある方は、教室管理者までお声掛けください(#^^#m

 

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